こんにちは。小学生1人と未就学児2人の子育てをしています。保健師の有村です。
皆さんは子どもの寝かしつけに苦労されていますか?
今回は「子どもの生活リズムと睡眠」について、お話ししたいと思います。
十分で質の良い睡眠は、子どもをのびのびと健やかに育てる特効薬
生まれたばかりの赤ちゃん(新生児)は、約10か月ママの真っ暗な子宮の中で過ごしていた環境から、昼と夜がある外の世界へと大きく環境が変化します。そのため、生活リズムやサイクルは不規則です。
ですが、乳幼児~学童期の子どもたちは違います。周囲の環境・生活リズム次第で、寝つきや睡眠の質の良し悪しは大きく変わってきます。
昔から、「寝る子は育つ。」と言いますが、まさにそのとおりだと思います。
特に、乳幼児期の睡眠は、脳や身体の発育・発達に大きく影響します。眠っている間、脳内の情報処理をし、成長ホルモンが分泌され、免疫力が付きます。
十分な睡眠が得られないと、そういった心身の成長に必要な過程が得られず、のちのちおこさんを「育てにくい」「扱いにくい」と感じたり、育児を負担に感じることに繋がっていきます。
十分で質の良い睡眠は、子どもをのびのびと健やかに育てる特効薬なのです。
それでは、実際の生活ではどのようなことに気をつければよいのでしょうか。
いくつかの生活の工夫をご紹介します。
ポイントは「昼と夜のメリハリをつける」、「規則的な生活リズム」、「寝る前のリラックス」
日中の工夫
- 朝決まった時間に起きる。
- 朝食をしっかり食べる。
- 午前中に戸外に出て、全身を使って遊ぶ。
- お昼寝をする場合は3時までに1時間程度とする。
夜の工夫
- 夕方からの行動パターンを決める。寝る前の儀式を一緒にする。たとえば、お風呂→夕食→歯磨き→トイレ→絵本→お布団(ここでは絵本が儀式になります。そのほかにも、子守唄・タッチケアマッサージ等お子さんに合ったものにしましょう。)
- 夕食・お風呂は寝る2時間前に済ませる。
- テレビなどのメディアは寝る前の1時間前までに終了する。
ママ・パパの生活リズムも大切です。
- 夜はリラックスできる体制にしましょう。スマホはコーヒー8杯分の刺激になります。寝る1時間前には終了しましょう。
- 寝室に行ったら眠くなる環境を整える。たとえば、寝室ではテレビや仕事は避ける。スマホの充電は別室で行うなどです。
子どもが寝てから夕食後の片づけや掃除等の家事をしたい。見たいテレビがある。。。などの思いがありますが、子どもが小さいうちは、一緒に寝てしまっても良いと思いますよ。
「ママ・パパがそばで一緒に寝てくれる。」その安心感が、子ども達をゆったりとした睡眠へ導きます。
薩摩川内市子育て世代包括支援センターなないろ相談室
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