トイレとお友だちになろう~トイレトレーニングについて~

こんにちは。保健師の有村です。今回はトイレトレーニングについてのお話です。「トイレトレーニングっていつから始めたら良いのかな。」「トイレトレーニングを始めたけど、なかなか思うように進まない。」などトイレトレーニングにまつわる疑問や困りごとへのヒントをお伝えします。

トイレトレーニングを始めるタイミングはいつ?

「ひとりで歩ける」「言葉が理解でき、片言で話せる」「排泄の間隔が2時間あく」これらのことができれば、トイレトレーニングの一つの目安になります。

「チーでた。」「うんちでた。」という意思表示ができるようになると比較的トイレトレーニングは進めやすいです。

お子さんのトイレに対する思いを感じ取る。

現代では紙おむつが主流になっていますから、紙おむつで過ごす時期が長く、オムツで排泄するのが子どもにとって当たり前です。トイレでの排泄に違和感があるのです。

また、トイレの雰囲気や便器に恐怖心を感じる子も少なくありません。便器に座りたくない理由を見つけ、その理由を取り除く(軽減する)必要があります。「トイレの水が流れる様子(音)が怖い。」「足がつかないから不安。」「便器の中に落っこちるんじゃないか。」「足をひろげて座るのが怖い。」「座るとお尻が痛い。」など、理由は様々です。

お子さんをトイレに連れて行った時の様子をよく観察してみましょう。トイレになじめないのであれば、最初はおまるからスタートします。

トイレでおしっこすると良いことがたくさんあるよ

トイレで排泄することの利点をお話ししてみることはトイレへの興味を引き付けます。「トイレでおしっこすると気持ちいいね。かっこいいな。」「トイレでうんちするとお尻が汚れないよ。おしりがかゆくならないよ。」「ママもトイレでおしっこしようかな。一緒にいこう。」「トイレさんはママのお友達だよ。トイレさんも〇〇ちゃんとお友達になりたいって言っているよ。」など、声をかけてみるのも良いですね。

トイレトレーニング中の注意点

排泄に失敗したときは絶対に叱らないことです。叱られると、排泄への罪悪感が湧いてしまいます。忙しい時間にトレーニングパンツにウンチをされた時は思わずカッと怒ってしまいそうですが、その時は深呼吸してグッとこらえましょう。「パンツさん汚れて可哀そうね。お尻も気持ち悪いね。今度はウンチしたくなったらママとトイレ行こうね。」と優しく声をかけます。

タイミングを見計らってトイレへ誘導する

朝起きた時、おやつの時間前、ご飯の前、お昼寝前、お風呂に入る前、寝る前など、ポイントを押さえて声をかけます。何かの前に誘導すると意欲がわきます。「トイレでおしっこしたらおやつにしようね。」「トイレに行ったら公園で遊ぼう。」と声をかけて誘導してみましょう。

前回排泄した時間や水分摂取量・食事量の様子をみながら促すのも効果的です。

排泄のサインを見逃さない

もじもじして落ち着かない。パンツやズボンを触る、降ろそうとするなど、何かしらサインを出しています。お子さんの様子をよく観察しましょう。

トイレ(おまる)での排泄に成功したら思いっきりほめましょう。

「ママとっても嬉しい。」「お尻もすっきり気持ちいいね。」「さすが〇〇ちゃん。すてきね!かっこいいね!」大げさなくらい、いっぱい褒め、ハイタッチや抱っこして「できた!」の喜びを共感しましょう。

トイレトレーニングの完了

出る前に自分から予告できるようになれば、トイレトレーニングの完了です。一度成功しても、体調を崩したり、環境が変わると後戻りすることもあります。

あせらず、のんびりくらいがちょうどいい。

「トイレトレーニングをはじめて、2か月たつけど、オムツがとれない。」「上の子は2歳でオムツが外れたのに、この子は3歳になっても外れない。」など焦ることがありますが、オムツが外れる日はいつか来ます。お子さんの成長に寄り添いながら、少しずつ、でもオムツ任せにせずに、トイレトレーニングをしていきましょう。

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