待つことが大切なときがあります

こんにちは、四月から子育て世代包括支援センターの子育て相談員になった助産師の原田佳代です。よろしくお願いします。初めてのコラムは「待つこと」について話していきたいと思います。

お産の現場での「待つこと」

お産の現場で働いていると、「今は待つとき」と思うことがあります。赤ちゃんが産道を下りてくるのを待つとき。夜中からの陣痛で疲れているから少しママの休養が必要なとき。赤ちゃんが反対に回ってしまった・・・。ママに四つん這いになってもらって赤ちゃんが正しい位置に回ってくれるまで待つとき。

助産師は、励ましあいながら、赤ちゃんの胎動や鼓動やママの呼吸を感じながら、身体をさすりながら、同じ空間を過ごします。そのときは短くて数分、長くて数時間のときもあります。でもでも、その待つ時間が大切なときもあります。その時間の後訪れる大きな赤ちゃんの泣き声とママの満面の笑み、満足した顔が私は大好きです。

子育て中の「待つこと」

子育て中、ママたちは待つことをたくさん経験します。子どもが、離乳食をスプーンや手つかみでもぐもぐ食べているとき(手伝ったらきれいに、早く食べられるのに)、服や靴下を自分で着ようとしているとき(手伝ったら早く、前後ろ間違えずに着られるのに)、公園で遊んでいると自分で滑り台を滑ろうとしているとき(私と一緒なら落ちそうになったときにすぐに助けられるのに)などなどありますよね。

子どもたちは、成長の中で一つ一つ山を登っていきます

私の家にも出かける忙しいときにかぎって、「じぶんでくつをはく!!」と一生懸命頑張っている子がいます。今日は2分待てるかもと心では焦りながら、なかなか成功しない靴履きを待ちます。もうそろそろ2分かなと思ったとき、ようやく「はけた。」との声。反対に履けた靴を見せて、誇らしそうな顔をしていました。もちろん出来ないこともよくあり、泣いて悔しさをアピールする日々もありました。その失敗や出来ないことをあきらめず、時間がかかったけれどやりきった後、彼は一つのを登れたんだと思います。靴の左右がわかるのは次のかな。

ママたちもいろんな山に挑みます

ママたちは、子どもの成長を見ながらママ自身も成長しています。出産という大きな山を登った後は自信が湧いてくると思います。そして次の山(子育てや仕事、子どもの病気や友人関係など)に挑むのです。小さい山、大きな山あると思います。助産師はそんなママたちと併走して、必要な時に必要な援助ができる存在なんじゃないかなと思います。一緒に悩み、考え、妊娠・出産・子育てを楽しみましょう。

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