怒られる???体重管理💦

こんにちは。妊婦さん向けのコラム3回目は、「怒られる???体重管理💦」をテーマに書いていきます。

妊婦健診の日が近づいてきたら、「赤ちゃん大きくなっているかなぁ。元気かなぁ」と思うと同時に、「体重増えすぎて怒られるかもぉ~。」とドキドキしますよね。そもそも、妊娠中の体重がどのくらい増えていいのか、増えないといけないのかわからない人は多いです。中には、ダイエットをしている妊婦さんにも出会います。体重が増えないから優秀なんでしょうか??今回は、妊婦さんの気になる体重管理について書いていきたいと思います。

ママの体にとって意味のある体重増加

妊娠10か月になると、赤ちゃんは3㎏、羊水0.5㎏、胎盤0.5㎏。子宮と乳房1㎏、妊娠して増えた血液&水分2㎏、妊娠して増えた脂肪(赤ちゃんを守るための鎧の役割)2㎏で合計9㎏くらい増えます。どこをとっても無駄な増加はないことが分かります。

「体重増加は最小限にしたい」「小さく産んだほうがお産は楽そう」といろいろな思いがあると思います。しかし、痩せすぎによって早産や赤ちゃんの体重が増えにくい可能性が高まり、太りすぎることで、妊娠高血圧症行群などの合併症になる可能性が高まります。また、妊娠中の低栄養・過栄養・栄養バランスの偏りは、赤ちゃんの将来の病気のかかりやすさにも関わってきます。(妊娠中のコラム2回目参照)

赤ちゃんを産み、安全なお産をするために適切な食生活と適切な体重増加は必要なことなのです。そして、今ママが赤ちゃんにしてあげられる唯一のことと考えたら、頑張れそうな気がしませんか。

自分にとっての適切な体重管理って?

皆さんはご自分の妊娠前のBMI(体格指標)を知っていますか?

BMI=妊娠前の体重(㎏)÷身長(m)÷身長(m)で計算してみましょう。このBMIで、妊娠中の推奨体重増加量が分かります♪

★BMI 18.5未満の方…体重増加量:12~15㎏

★BMI 18.5~25.0未満の方…体重増加量:10~13㎏

★BMI 25.0~30.0未満の方…体重増加量:7~10㎏

★BMI 30.0以上…個別対応(上限5㎏)

「こんなに増えるの!?」と少し抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんが、赤ちゃんが大きくなるのに必要な体重増加なのです。

体重増加のペースも大切❤

どのくらいのペースで体重増加するのかというと、妊娠16週以降は1週間当たり0.3~0.5g増えることが理想です。ですから、これを参考に次の健診やお産までの目標体重を設定してみましょう。お腹の赤ちゃんの脳や臓器、筋肉や骨などは、少しずつ大きくなるので、ママの体重が急に減ったり、増えすぎたりするのは負担が大きいです。ママの体重増加のペースが大切です。

例えば、2週間で2㎏増えた場合、同じペースだと4週間で4㎏増えますよね。それでは体に負担が大きいのはイメージできますか?このような場合、よく炭水化物を食べない、食事を抜くといった極端な行動に出る方が多いのですが、それはして欲しくないんです。やって欲しいことは、2週間の食生活を見直して、本当の原因を知ることです。「外食が続いて、つい食べ過ぎてしまった」とか、「甘いものが我慢できずに、アイスクリームを食べる回数が多かった」など原因が分かれば食生活を見直すきっかけになります。

どうしても食べたいときどうする?

妊婦さんはクリスマス、誕生日、お正月などのイベントも我慢しないといけないのでしょうか?バランスの良い食事を心がけても、イベントなどで楽しみたい人もいるはずです。

食べ過ぎてしまったら、翌日からの食事で調整しましょう!!大切なのは、食事を「抜く」のではなく、「補う」こと!(^^)!食べ過ぎた栄養素を控えて、不足している栄養素を補いましょう。おすすめなのは、みそ汁、スープ、冷ややっこ、湯豆腐、お浸し、サラダ、果物。野菜はなるべく色の濃いものを選び、肉や魚は脂身の少ない部位を選びましょう。

例えば…食べ過ぎた時の食事がピザやパスタであれば「糖質」と「脂質」は十分にとれていますが、「ビタミンやミネラル」は不足気味。食事の内容から多いもの、少ないものを考えて、食事に取り入れてみましょう。

1日で調整と考えず、2~3日を目安に(#^.^#)

焦って調整するとかえってバランスが崩れてしまいます。焦らず、ゆっくり、楽しみながら食事を考えていけたらいいですね(^^♪

運動と休息も大切♪

妊娠中は、主治医から運動を制限されていなければ、適度な運動は大切です。お買い物に行くとき、歩く距離を長くしたり、家で雑巾がけをしてみたり、ストレッチをしてみたり、散歩をしてみたり、生活に運動を取り入れていきましょう。身体を動かすことが好きな方は、体調と相談しながら、妊婦水泳やマタニティヨーガなど挑戦してみるのもいいですね♪

体を動かした後は、水分を取って休息の時間も忘れずにとってくださいね❤

一人で考えすぎなくて大丈夫!!

私たちは、「母子共に健康で元気な赤ちゃんを産んでほしい」、「赤ちゃんの将来も健康であってほしい」という願いを持っています。妊娠したからといって、いきなりすべての生活を変えることは難しいです。少しずつ、できることから始めていきませんか?一緒に悩み・考えてくれる専門職はたくさんいます。子育て世代包括支援センターの職員もその一人です。気軽にご相談いただけると、私たちもうれしいです。

相談はこちらまで→→→→子育て世代包括支援センター ☎0996-22-3611

次回は、「妊娠中の歯とお口の健康」について書いていきたいと思います。

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相談・お問い合わせ先

薩摩川内市子育て世代包括支援センターなないろ相談室
0996-22-3611
このページの担当部署
薩摩川内市子育て世代包括支援センターなないろ相談室

〒895-0012 鹿児島県薩摩川内市平佐1丁目18〔薩摩川内市川内駅コンベンションセンター (SSプラザせんだい)内〕

0996-22-3611 / 0996-22-8038

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